勝て!そして勝つな!
カードには1~15の数字が書かれている。
手札は7枚配られ、1トリック毎に各プレイヤーは1枚ずつ出していく。
最も大きい数字のカードを出した人の勝ち。でそのトリックは終了。
勝者が次のトリックの最初の手番プレイヤーとなる。
これを6回繰り返すだけなのだが…。
しかし、7回目のトリックにこのゲームの真骨頂がある。
7回目のトリックでは一番大きな数字を出したプレイヤーが、
カードに書かれたキュウリの本数分のキュウリトークンを得ることとなるのだが、
そのキュウリトークンを6本以上得てしまったプレイヤーは【お漬物】と呼ばれ脱落してしまうのだ。
最後までお漬物にならなかったプレイヤーが勝利者となる。
重要なのは1~6回目までのトリック
手番プレイヤーから順々に手札を切っていく。
次番プレイヤーは前のプレイヤーが出したカードより大きい数字を出さなければならいのだが、
もし、出せない(または出さないことを選んだ)場合、
手札の中で一番小さい数字のカードを出さなければならないのだ。
そう、ここがミソ!
1~6回目までのトリックで出せないカードが続いてしまうと、
手札がどんどん大きな数字しか残らなくなってしまう。
そうすると、7トリック目で大きな数字(例えば15)を出さざる得ない状況となり、
キュウリトークンを得てしまう結果となってしまう。
そしてなんとカードに書かれたキュウリの本数は
カードの数字が大きければ大きいほど本数が多いのだ。
7トリック目で15を出して勝ってしまうと5本ものキュウリトークンを得てしまい、
非常に不利な状況となってしまう。
さらに、数字の1のカードにはキュウリのイラストではなく「×2」という表記がある。
7トリック目で他プレイヤーがプレイしたカードの中に1が合った場合は、
勝ちプレイヤーが得るキュウリが倍になってしまうのだ。
なので、1カードがプレイされている状況で10以上のカードで勝ってしまうと
その時点でキュウリトークンは6本を越えお漬物になってしまうのだ。
簡単・単純なルール。駆け引きは熱い。
プレイヤーがやることは、大きな数字を出しつつ、
7トリック目では小さな数字のカードを出し、「勝たない」だけ。
たったそれだけなのに、「もう一回!」「もう一回!」となる
ハマる感じがこのゲームにはある。
それはやはり「7トリック目では勝ってはいけない」というルールに尽きる。
1~6トリック中は如何に他プレイヤーより大きな数字を出し続けるかを考えないといけないし、
たとえ小さい数字を出さねばならない状況となったとしても手札の中に他にも小さい数字があるのであれば
そちらを温存できるように敢えて小さな数字を出す、といった駆け引きも重要だ。
自分の前の手番プレイヤーがその前の手番プレイヤーの出した数字より大きなカードを出せなければ
自分の手番には「出せる」状況が来ているかもしれない。
そういった「流れを読む」力も重要視される。
1のカードを温存し、他プレイヤーを一発で漬物にした時の快感といったらもうヤミツキだ。
もこっち
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