タギロン

プレイ人数2人~4人 プレイ時間15分 (実質プレイ時間 10分)
対象年齢10歳~ 難易度★★★☆☆
オススメ度★★★★☆ 公式サイトLINK
デザイナー倉橋良平 発売元JELLY JELLY GAMES

たぎる、論理

これは「論理パズル」を対戦形式にしたゲームです。
質問カードを駆使して、先に相手のタイルを全て当てることができれば勝ち!
さぁ、論理をたぎらせろ!

王と道化を紹介してから5か月も経ってしまいました。ご無沙汰してます。もこっちです。
さて、今回はJELLY JELLY GAMESさんから販売されているタギロンの紹介です。
このゲームは2018年夏に開催されたゲームマーケットでJELLY JELLY GAMESさんのブースで見かけてとても面白そうだな!と思っていたゲームです。

概要


ルールには2人プレイ用、3人プレイ用、4人プレイ用がありますが、今回は2人プレイ用をメインに紹介します。

まず数字タイルは0~9の10種類。各タイルは5を除き青と赤があります。
5は2枚ありますがいずれも緑。全部で20枚の数字タイルがあるわけです。
これを伏せた状態で各々が5枚ずつ取り、専用のついたてで相手プレイヤーに見えないように表向きにします。
数字は横一列に並べ、一番左から右にかけて数字が大きくなるように並べます。
同じ数字で別の色がある場合は、必ず赤を左側に、青を右側に置くようにします。

そして相手の数字タイルを推理するために有用な質問が掛かれた質問カードを表向きに6枚並べ準備完了です。

自分の手番には以下のことを行えます。

質問

場に出ている質問カードを1枚とり、その質問を行うことができます。
質問されたプレイヤーはその質問に対して正直に答えます。
質問カードには例えば、
・ 赤のタイルの枚数は?
・ 8または9はどこ?(どちらかひとつ選択)
・ 奇数は何枚?
・ 青のタイルの数字の合計はいくつ?
・ 真ん中3枚の合計値はいくつ?
など様々。中には相手だけではなく自分も答えないといけない「共有情報」カードもあります。
・ 手持ちの数字タイルの最大値から最小値を引いたらいくつ?
などです。

質問カードは全部で21種類あります。
質問後は、質問に使ったカードは捨て場に置き、質問カードの山から1枚場に補充します。

宣言

宣言は相手の数字タイルを当てることを指します。
「左から、赤の0、青の4、赤の6、青の6、青の9」といった形です。
宣言されたプレイヤーは完全にあっていれば「正解」、合ってなかったら「違います」と答えます。
完全一致かどうかだけの判断となるので、一部が合っていようとそれは答える必要はありません。
完全に一致していれば宣言したプレイヤーの勝利となります。
ただし、宣言したプレイヤーが先攻だった場合は、後攻プレイヤーも宣言が可能です。
ここで後攻プレイヤーが宣言し、正解だった場合は引き分けとなります。

所感

やー、煮える煮える。いや、滾る滾るが正解か笑
限られた質問で相手の数字タイルを推理することの難しさ。
そして相手にできる質問も、場に出ている質問カードのみなのがニクイ。
「あの質問ができれば相手を丸裸にできるのに質問カードがない!」
「あの質問カード、先を越された―!!」
「数字はもう大丈夫、あとは色だけなのに色に関わる質問カードがない!!」
「共有情報カードの質問をしたいけど、自分も重要な情報が伝わっちゃう…」
という感じで、同じ数字当てゲーム「algo」のように完全理論のみで看破していくのとは違い、
場の状況によるゆらぎがあるのがゲーム性を深めており、これがまた面白い。
1ゲーム自体は非常に短いので「もう一回!」が止まらない。かなり中毒性が高めな感じ。
まだ2人プレイしかしてないので、3人、4人でも遊んでみたいですね。


ちなみに、専用のメモパッドが入ってますが、ガンガン遊ぶとなくなると思われます。
https://jelly2games.com/img/memopad.pdf
からダウンロードし印刷するか、ネット販売でメモパッドも売ってるようです。
なので気にせずリプレイしまくりましょう!

さて、今晩もまたタギってみようかなー笑

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もこっち

ボードゲームと娘をこよなく愛する元WEBデザイナーのITサラリーマン。生粋の道産子。 ボードゲームだけでなくモンハンや旅行や写真、美味しいお酒なども大好き。 現在は東京在住でこれを機に東京散策中。暑さに弱い。ハンマー使い。 最近気になっているゲームは「ワイナリーの四季」と「10タクル」。

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