ストーリー
北の街ベルゲンには7人の美しい娘を持つ公爵がいた。ある日、公爵の前に異形の男が現れて告げた。
“森の巨人が貴方の娘と財産を狙っている”
公爵は森の巨人「トロール」の情報と彼が公爵の娘と財産を隠す手助けをする事への対価に全てが終わった後に財産の一部を分け与える事を約束した。
どんなゲーム?
手札の種類は5種類。
「トロール」1枚…点数-2
「宿り木」1枚…点数1
「財宝」2枚…点数2
「夜警」2枚…点数-1
「娘」7枚…点数1
の合計13枚。
これがプレイヤー分用意される。
これらのカードをよくシャッフルして自分の山札にし、3枚引いて準備完了。
自分の手番に「プレイスカード」という場に出ているカード上に手札を2枚配置していく。
「プレイスカード」には5~8という数字が書かれており、この数字以上の枚数のカードを配置する事はできないので注意。
2枚配置し、山札から2枚引いたら手番終了となる。
尚、カードを配置する際に一定のルールがある。
「娘」と「夜警」以外はカードを裏にして配置しなければならない。
逆に言うと他のプレイヤーは「娘」と「夜警」以外は何が配置されたか精算までわからないという事。
これを手札がなくなるまで繰り返し、ゲーム終了。そして精算。
精算して一番ポイントが高かった人が勝利。以上。
精算について
- プレイスカードに最も多くカードを置いたプレイヤーはプレイスカードを得る。
- トロールと宿り木の効果の解決を行う。
- 残ったカードをそれぞれの勝利点に加える
全ての精算を終えた上でトップの勝利点を持つプレイヤーが複数人いた場合は、所持するプレイスカードの収容数の合計が一番大きい人が勝利。
カードの「能力」
といっても能力があるのは2種類だけ。
「トロール」
精算時、トロール自身も含め同じプレイスカードに置かれたカードを全て捨て札にする。
ただし同じプレイスカード上にトロールの枚数”以上”の宿り木カードが置かれている場合は捨て札にせず、持ち主の勝利点に含める。
「夜警」
- 別のプレイスカードから”自分が置いた”カードを1枚、夜警を置いたプレイスカードへ移動させる。
- 夜警を置いたプレイスカードから”他プレイヤーが置いた”カードを1枚、別のプレイスカードへ移動させる。
レビュー
パッケージの綺麗さとカードの美麗さに惹かれ購入。
ルールを読んだだけだと「なんか簡単そう・・・?」と思ったけど、数回プレイするとどんどん面白さと難しさが理解できて来た感じ。
本当にトロールと宿り木の関係は絶妙。本来であればトロールは-2点なのでなるべく捨て去りたいわけだが、他プレイヤーがそれを読んで宿り木を置くと能力が相殺され、手元に戻ってきてしまう。
また夜警で相手が置いた宿り木を移動させることでトロールを発動させ捨て札にしたり、相手が置いた「財宝」であろうカードをトロールを置いた場所に移動させ捨て札にしたりなど、単純なのに読み合いが必要になってくるのが面白い。
ここだと思ったところに置いた宿り木が無駄になり大切な財宝や娘たちが捨て札にされた時の悲しみったら無い。
注意なのが、一度置いたカードは精算まで見ることはできません。しっかり置いたカードと場所を覚えて置くのも超重要。
まだ2人プレイしかできていないので3人以上だとどうゲーム性が変わるのかが楽しみ。
ライターRyoによるプレイレビューはこちらから
もこっち
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