ゲムマに行った際に欲しいなーと思っていたゲームなんだけど、すごく並んでいたので「大手だし売り切れはないだろう」とゲムマ初心者丸出しの感覚でいたら見事に売り切れで当日購入できず。
一般販売を待って購入した一本。早速プレイしたのでレビュー!
配られた15枚のカードから7枚を選び戦う新感覚対戦カードゲーム
20種類の剣カードが各2枚。
計40枚の中から15枚配られ、且つその配られた剣カードの中から7本の剣を選び戦う。
カードには使用コストがあり、自身のボルテージ値を越えないカードしか使用できない。
ボルテージはラウンド毎に上昇していくので序盤はコツコツと地味だが、ラウンドが進につれ次第に展開は苛烈を極めていく。
ただし対戦中に手札を補充することができないため、最初のカード選定とカードプレイのタイミングが非常に重要となる。
剣の選択がまた刺激的
例えば最初に配られた15枚のカードに同じ剣カードが2枚あった場合は、相手プレイヤーはその剣カードを持っていないので、その剣カードに対抗するためのカードは不要といった判断ができる。
逆に言うと1枚ないし0枚だった場合は相手が持っている可能性を加味して手札を選択しなければならない。
(といっても40枚中10枚は配られないので杞憂に終わることも)
カードには「使用したら手元に戻るカード」と「1度しか使用できないカード」があるため、そこのバランスも非常に重要。
繰り返し使用できるカードよりも1度しか使用できないカードの方が強力なためもちろん残しておきたいところですが、それだけコストがかさむため前半では使えません。使用できるようになるまで虎視眈々と待っているとその間に自分のHPはジリ貧になってしまいます。なので繰り返し使用できるカードも手元に残しつつ…いやいや相手の強力なカード対策も必要だし…
といった事を考えながら選択するのが非常に楽しい!
「物理攻撃」「魔法攻撃」「補助」「布石」
剣カードは4タイプに分かれている。
- 「物理攻撃」
…その名の通り物理攻撃で相手にダメージを与える攻撃タイプ。
物理攻撃は自分の攻撃力-相手の防御力となるので後述する「呼吸法」カードを上手く利用して自身の攻撃力をあげていく必要がある。 - 「魔法攻撃」
…物理攻撃とは違い防御力の影響を受けない攻撃タイプ。コンスタントにダメージを与えられる半面、ダメージは固定値となので注意。 - 「補助」
…回復したり、ボルテージを上げたり、一時的に攻撃力をあげたりなど持っていると便利なカード。 - 「布石」
…自分のターンにカードを裏向きにしセットする。相手の物理攻撃や魔法攻撃発生時に伏せたカードを表にし効果を発動させる特殊なカード。ダメージを減らせたり、使用カードのコストに加えもう1コスト支払えなければカードの効果を無効にするといったトリッキーなカードが多い。
自身を強化する「呼吸法」カード
剣カードとは別にこのゲームには「呼吸法」カードというものがある。
呼吸法カードに3種類あり「加熱法」は攻撃力上昇、「加護法」は防御力上昇。
もう一つの「鼓動法」は後手プレイヤーに配られるハンデカードのようなもので1度しか使えないが、剣カードを1コスト少なく利用できるカード。
加護法はコストがXとなっており防御力を支払ったコストと同様の値にる数値を選ぶことができる。
反面、加熱法は1コスト支払い攻撃力+1なので、攻撃力は防御力と違い一気に上昇させることが難しい。
計画的に上げていかないといけないのが特徴。
プレイ所感
マジックザギャザリングぐらいしかTCGってプレイしたことがないのだけど、このBlade Rondoは1箱でしっかりとTCGらしい戦略的な対戦ができる非常に面白いゲームでした。
お互いに手札がプレイする毎に変わるため、相手がどういう手で来るかを想像しながら手札を選定する楽しさがたまらない。
相手の行動に対応する布石カードがまた面白く、布石カードの中には相手が使用したカードのコストに加え1コストを支払わない場合、カードの効果を無効にするといったものがある。
自身のボルテージギリギリのカード使用時に使われてしまうと無駄打ちになってしまい、有効な攻撃ソースを失ってしまうことになりかねない。相手が何をセットしたのかがわからないので布石カードセット時はどのカードをプレイするか非常に悩ましい。
また剣カードの中にはコスト8の「相手のライフXに等しいダメージを与える」という一撃必殺カードがある。
これが決まった時の爽快感と言ったら炎天下で飲むキンキンに冷えたビールの一口目に匹敵する。(何
たった7枚の手札で多種多様でドラマチックな展開が繰り広げられるのはこのゲーム以外に知らない。
あとやっぱりDomina Gamesさんの相変わらずな美麗イラストとゴシックな世界観がたまらない。
カードのフレーバーテキストを見るとカード同士の相関関係(姉妹とか)がわかったりなど、そういった点も世界観に没入できる要因の一つだったり。
ゲームデザイナーが一人用ゲームで有名な「シェフィ」をデザインしたポーン氏なので、例にもれずこのゲームも一人プレイが可能。まだ1プレイはしていないのでまた後日レビューしてみようかな。
TCGが大好きな方も、そうでない方にもおすすめできる一本です。
もこっち
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